大安亭市場について

大安亭の歴史

大安亭と書いて「おおやすてい」と読みます。
珍しい読み方ですが、元々は旭通4丁目に昔あった浪花節の小屋の名前です。

明治時代の中頃?この小屋に来る人の多さから出来た南北の商店街が大安亭市場の始まりでした。大安亭市場は、神戸で最古の商店街と云われている。小野中道商店街と鍵の手で繋がっていました。
明治6年〜8年に旧生田川から現在の新生田川へ付け替え工事が行われた際、その東に出来た商店街を新大安亭市場と呼ぶようになりました。時代の流れの中、やがて大安亭市場は消滅ましたが、新大安亭市場は継続されてきました。
昭和50年、新大安亭市場が法人格を取得の際に大安亭市場と改名されました。
新大安亭市場→大安亭市場は、神戸のお台所として、商品の豊富さと価格の安さ、そして安定供給で地域の方に選ばれ親しまれ、地域の歴史と共に大安亭市場の歴史も刻まれてきました。

ロダンの狸

ロダンの狸は、大安亭市場のキャラクターとして大切にされています。
それは、ロダンの語源にあります。
中国に「魯之男子」と云う古い熟語があり、一生懸命に芝居をする狸に、プロの証として、この熟語を略した「ロダン」と名付けられたと伝えられています。
意味は「物事をまねるので無く、精神を学ぶ」という意味だそうです。
即ち、大安亭市場の商人達は、このロダンに恥じないプロ集団と認識し、このロダンをシンボルとしているようです。